ビッグモーターの株式が上場廃止されたというウワサが広がっていますが、実際のところどうなのでしょうか？本記事では、ビッグモーターの株式に関する話題や上場廃止について、詳しく解説していきます。また、同社が抱える問題や、その現状や将来についても検証していきます。
ビッグモーター株式に関する誤解
上場廃止に関する誤解
まず第一に、ビッグモーターは元々上場企業ではありません。そのため、上場廃止という状況自体が存在しません。しかし、なぜこのようなウワサが広がったのかの理由として、ビッグモーターの子会社であるハナテンが上場廃止されたことが関係しています。この点については、後述の「ビッグモーターの子会社・ハナテン」の項目で詳しく述べます。
また、ビッグモーターが上場してないこともあり、株価も公開されていません。しかし、ビッグモーターの急成長による上場企業のイメージ、不正行為が問題視されることによって、「ビッグモーター株価暴落」という言葉がネット上で取り沙汰されることがあります。
不正行為に関する問題
ビッグモーターでは、保険金の不正請求や除草剤疑惑などの問題が報じられています。これらの問題により、同社の信用が低下し、株価暴落の噂（仮想的なものであるが）が流れることになりました。
このような不正行為が明るみに出ることによって、ビッグモーターの経営環境が悪化し、将来的に上場廃止になるという懸念もあるかもしれませんが、現状では株式上場がないため、このような状況は発生しません。
ビッグモーターの子会社・ハナテン
ビッグモーターの子会社であるハナテンは、2016年に株式上場を廃止しています。これが、親会社であるビッグモーターが上場廃止になったという勘違いにつながった一因となった可能性があります。ハナテンが上場廃止となった理由の詳細は、トップバイタリティや経営陣の意向など複数の要因によるものとされています。
ビッグモーターの現状
経営環境の悪化
ビッグモーターの不正行為が発覚することによって、同社の経営環境が悪化しています。国土交通省の調査や道路運送車両法違反による行政処分が科される可能性があります。さらに、銀行からの借り換え要請に応じない状況も報じられており、資金繰りに悪影響が及んでいると考えられます。
経営陣の変更
さらに、ビッグモーターの社長と副社長は辞任し、新社長が就任しました。これにより、企業の立て直しを試みることがアナウンスされています。新たな経営陣のもとで、ビッグモーターは今後どのような方向性を示していくのかが注目されます。
まとめ
ビッグモーターは、元々株式上場をしていないため、上場廃止の事実はありません。しかし、子会社であるハナテンが株式上場を廃止したことにより、親会社であるビッグモーターも上場廃止したと誤解されていることが分かりました。また、今後ビッグモーターがどのように経営環境を改善していくのか、新経営陣がどのような方向性を示していくのかが注目されるところです。