2024年2月27日に予定されているスズキの新型「エブリイ」「エブリイワゴン」の一部改良について、今回のブログで詳しく解説していきます。エブリイシリーズは、軽自動車の中でも人気の高いモデルであり、商用軽バンからアウトドアのベース車両まで幅広く使われています。今回の改良では、新たなパワートレインや装備の追加、安全性の向上などが行われており、さらに魅力的なモデルになることが期待されています。以下では、改良される主なポイントや新型エブリイの価格、ライバルとなるモデルについても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
改良ポイント
新たなパワートレインの採用
今回の一部改良では、従来の「4速AT」から新たに「CVT」が採用されることが予定されています。CVTは、変速比が無段変速できることから、エンジン回転数の最適化が可能であり、走行性能と燃費の向上が期待できます。さらに、上位グレードの「JOINターボ」も新たに設定されることで、パワフルかつスムーズな加速性能を実現しています。
また、当初追加される予定だったEVモデル「e エブリイ」は、ダイハツが生産を行うことになっていましたが、ダイハツの不祥事のため発売が延期されることになりました。これにより、電気自動車モデルの登場はしばらく先になる見込みですが、その分エンジンモデルの改良や装備の充実が期待されています。
装備の追加と安全性の向上
新型エブリイでは、軽商用車「エブリイ」と軽乗用車「エブリイワゴン」に一部仕様変更が行われ、バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ装着車や停車時アイドリングストップシステムの追加が予定されています。これにより、安全性や利便性が向上し、さらに快適なドライブが楽しめるようになります。また、経済産業省や国土交通省の推進する「サポカーS ワイド」や「衝突被害軽減ブレーキ（AEBS2）認定車」「ペダル踏み間違い急発進抑制装置（PMPD）認定車」に該当することから、安全性の高さがアピールされています。
さらに、インテリアにも手が加えられ、広い室内空間やシートレイアウトの柔軟性を兼ね備えています。これにより、車中泊やアウトドアでの使用にも適しており、幅広いシーンで活躍することができます。
価格とライバル
価格の変更
新型エブリイの価格は、エブリイが991,100円から1,519,100円まで、エブリイワゴンが1,569,700円から1,929,400円までとなっています。これにより、多くの人が手の届く価格帯で新型車を購入することができるでしょう。加えて、利便性が向上する今回の改良により、その価値も十分に感じられることでしょう。
また、新型エブリイの登場により、現行モデルの希少価値も上がることが予想されます。中古市場では、現行型エブリイワゴンも購入価値があるとされており、新型モデル発売前の今のうちに手に入れることもおすすめです。
ライバル車種の紹介
エブリイシリーズのライバルとしては、ダイハツのハイゼットとアトレーが挙げられます。ハイゼットとアトレーは、商用軽バン分野で高い人気を誇っており、売れ行きも好調です。エブリイの受注台数が急激に増えることは予想されませんが、今後の競争でどちらのモデルが優れているかは注目されるところです。
また、エブリイは商用目的だけでなく、アウトドアのベース車両としても人気があり、多くの人に愛されています。エブリイシリーズがどのように進化し、ライバル車種と競い合うかは、今後の展開が楽しみです。
次期エブリイについて
モデルチェンジの可能性
エブリイワゴンは、2024年にモデルチェンジされる可能性があります。次期型エブリイはEV（電気自動車）やハイブリッドエンジンが採用されることが予想されており、これは世界中の自動車メーカーが直面している「CAFE規制」によるものです。現行型エブリイの売れ行きやEV化の進展を考慮した上で、次期型エブリイとエブリイワゴンはどのようなモデルになるのかはまだ不明ですが、エブリイのEV化は状況次第であり、エブリイワゴンではターボエンジンがなくなる可能性もあります。
また、次期型エブリイはスズキが開発中であり、エブリイが第6世代に、エブリイワゴンが第3世代になる予定です。新型エブリイでは、フルEVが導入されることが最も注目されており、トヨタ、ダイハツ、スズキの3社が共同開発で軽EVを開発し、スズキの「エブリイEV」として発売される予定です。
デザインや性能の変更
次期型のデザインでは、Cピラーとリヤウインドウを繋げるブラックウレタンがスポーティになり、ヘッドライトは縦から横型に変更され、LEDランプをつなげたウイング型デザインのグリルが迫力を増すと予想されています。
ICE搭載モデルと併用される予定であり、パワートレインは660cc直列3気筒「R06A型」エンジンの改良型とターボ版が設定され、新たに導入されるエブリイEVではシングルモーターを搭載し、一回の充電による航続距離は200kmとなる予定です。エブリイ次期型のワールドプレミアは、2024年内に予想されています。
まとめ
スズキのエブリイシリーズは、商用軽バンからアウトドアのベース車両まで幅広く使われている人気の軽自動車です。今回の一部改良により、新たなパワートレインの採用や装備の追加、安全性の向上が期待されています。また、次期型エブリイはEV化やデザインの変更が予定されており、今後の展開が楽しみです。
エブリイワゴンのモデルチェンジが予想される2024年に向けて、現行モデルの魅力を十分に活用し、次期型エブリイの登場を待ちましょう。そして、今後のエブリイシリーズやライバル車種との競合にも注目していきましょう。