車を購入する際や車検などで型式や年式を知りたい場合があります。この記事では、特にトヨタのアルファードについて型式や年式を調べる方法をご紹介します。また、型式や年式に関する豆知識もお伝えいたします。
型式とは?
「型式」とは、車が公道で走るために保安基準に適しているかの審査を受けてから新規で登録、検査を受ける際に、自動車の識別をするために必要なものです。アルファードにおいても同様で、型式が異なれば部品や適合するアクセサリー等が変わってくることがあります。
型式の確認方法
型式を確認する方法はいくつかありますが、最も確実な方法は愛車の車検証を見ることです。車検証の緑色の部分に型式が記入されています。また、コーションプレートと呼ばれる車体番号や車両形式などが記されたプレートも確認できます。英語表記になっていますが、「MODEL」または「TYPE」の項目に記載されているものが型式になります。
メーカーにより「ネームプレート」「モデルプレート」と呼ばれたりし、車のエンジンルーム内やドアの内側などに貼りついていることが多いです。型式が分かることで、適合するパーツやアクセサリーを見つける際に役立ちます。
型式の意味と見方
型式は、一見するとわかりにくい文字列ですが、実際には様々な情報が含まれています。例えば、アルファード2019年10月発売モデルの型式「DBA-AGH30W」の場合、”DBA”は国土交通省が定める自動車排出ガス規制及び低排出ガス車認定の識別記号、残りはメーカーで指定した番号で、エンジンの種類や排気量、駆動形式などが判別できます。
また、登録された車の情報をかんたんに知ることができますので、修理や故障時に適切な手入れが行えるよう万全の態勢を整えられます。
年式とは?
年式は車の製造年や登録年を指し、中古車購入時や任意保険加入の際に重要な要素となります。車の年式によって価格や税金が異なるため、年式について理解しておくことが重要です。
年式の確認方法
車の年式を調べる方法としては、まず車検証を確認するのが一番確実です。車検証の水色の部分に「初度検査年月」と記載されており、これが年式となります。また、新車保証書の中央部分に記載されている「登録日」も年式を知る手がかりとなります。
さらに、シートベルトの付け根に貼り付けられているタグからも年式を推測することができますが、最も確実な方法は車検証を確認することです。
製造年式と登録年式の違い
車の年式には製造年と登録年の2つのケースがあります。製造年式は車が実際に製造された年を指し、特に輸入車の場合に注意が必要です。輸入車は製造国で製造された後に日本に輸出され、国内で販売されるため、製造から登録までにズレが生じることがあります。一方、登録年式は国内で車を登録した年が「初度登録年月」となり、その年が「年式」となります。
いずれの場合も、車検証を確認すれば正確な年式が分かります。また、年式は任意保険の加入時や車両税の計算などに影響を与えますので、正確に把握しておくことが重要です。
トヨタアルファードの型式・年式の一覧
アルファードの型式は年式ごとにいくつかのバリエーションがあります。ここでは各年式ごとの主な型式を一覧でご紹介します。
アルファード10系(2002年-2008年)
10系はもともとのアルファードの最初のシリーズで、2002年から2008年までの製造・登録年です。形式名には「TA-MNH10W」「TA-MNH15W」「UA-ANH10W」「UA-ANH15W」「ZA-ATH10W」などがあり、2004年2月以降、2005年4月以降、2006年6月以降、2007年6月以降には形式名の変更がありました。
10系のアルファードは初代モデルであり、その後の20系、30系へと進化していきます。10系のアルファードを選ぶ際には、年式や型式によって適合する部品やアクセサリーが異なることがあるため、注意が必要です。
アルファード20系(2008年-2014年)
20系は2008年から2014年までの製造年で、形式名には「DBA-GGH20W」「DBA-GGH25W」「DBA-ANH20W」「DBA-GGH25W」などがあります。2011年11月にはハイブリッド車が復活しました。20系は初代からの進化版で、デザインや装備が一部変更されています。
20系のアルファードを選ぶ際も、やはり年式や型式によって適合する部品やアクセサリーが異なることがあるため、十分に確認しておくことが大切です。
アルファード30系(2015年-現行)
30系は2015年以降の製造・登録年で、「DBA-GGH30W」「DBA-GGH35W」「DBA-AGH30W」「DBA-AGH35W」「DAA-AYH30W」などの形式名があります。2021年1月には一部改良が行われ、形式名が変更されました。30系のアルファードは最新モデルで、デザインや性能がさらに進化しています。
30系のアルファードを選ぶ際も、年式や型式によって適合する部品やアクセサリーが異なることがあるため、選ぶ際には慎重に確認しておくことが重要です。
車検証を活用した調査方法
型式や年式を調べる際、車検証は非常に役立つ情報源です。車検証は自動車の身分証明書であり、保安基準に適合していることを証明する書類です。さらに、その車に関する様々な情報が記載されています。
車検証の役割と重要性
車検証は、車の身分証明書になる、とても大事なものです。適切な手続きを行うためには、車検証に記載されている情報が必要となります。また、車に乗る際には、車検証を必ず携行していなければ法律違反になるので、気をつけましょう!
また、車検証を使って車両の情報を調べることで、自分の車がどのような条件下で使用されているか、どのように管理されているかを理解することができます。これにより、適切なメンテナンスや修理を行い、車の性能を最大限発揮させることが可能になります。
車検証から調べられること
車検証からは型式や年式の他にも、車台番号、エンジン番号、名義人、住所など、車に関する様々な情報を確認することができます。これらの情報は、車の販売や購入、車検や任意保険加入、故障・修理時に重要な役割を果たし、適切な手続きや管理が可能になります。
車検証を上手に活用し、車の型式や年式を調べたり、車両の状態や管理方法を把握したりすることで、車の性能を維持し、安全で快適なドライブを楽しむことができます。
まとめ
この記事では、トヨタアルファードの型式や年式を調べる方法についてご紹介しました。車検証やコーションプレートを活用して正確な情報を得られることが重要です。また、年式や型式によって適合する部品やアクセサリーが異なることもありますので、購入前に注意してチェックすることが大切です。
型式や年式は車の性能や価格だけでなく、税金や任意保険にも関係していますので、正確な情報を把握しておくことが重要です。車検証を上手に活用し、車の状態や管理方法を把握したり、適切な手続きやメンテナンスを行うことで、車の性能を維持し長く安全に利用しましょう。